オペレーション以下略
オペレーション以下略
オペレーション以下略
つい先程、コードネーム"密林"を名乗る謎の巨大組織から小筒みが届けられた。
人類の「絶望」と「希望」が詰められているかはよく分からないが、とりあえずデスロックシステムをケアしつつ開封し、そこにシュタゲFDが封入されていることを確認すると、当方は感慨に耽った。

「なんと恵まれた環境になったことか」

Willowは箱時代からのシュタゲ信者であるが、最古参という訳ではない。
小説は読むがノベルゲーに関しては門外漢であったし、発売時期はちょうど就活シーズンの開始と同時であった。
しかしその評判はVIP界隈をうろついていた当方の目に入らない日は無く、大変興味を惹かれるものではあった。
そして訪れた好機―――新型インフルエンザ感染による自宅療養である。
http://willow.diarynote.jp/200911181648507228/
これは神の与えし救済、世界の選択。
すぐさまamazonお急ぎ便を行使した当方の元に齎されたのは、急速な回復とシュタゲであった。
シュタゲ発売からおよそ一ヶ月後のことである。
http://willow.diarynote.jp/200911201415257207/

かくして全てのリソースを注いで(外出できないから)コンプリートを果たし、余力で2週目まで終えた当方を襲ったのは、途方も無い飢餓感であった。
その感覚は先人であるシュタゲスレの住人の間でも蔓延しており、「シュタゲが楽しすぎて生きてるのが辛い」というレスで埋め尽くされていた。
何せこのゲームはAVG、というかギャルゲーというニッチジャンルのため人に勧めづらく、感想を交わすことで賢者タイムを切り抜けるという健全な行為が難しかったのである。
高貴なる情強ハードXbox360のゲーム、ということも一般の情弱ユーザーにとっては敷居の高さを感じさせる要因であったに違いない。
また、当時は発売から日も浅く、関連商品などは片手に満たない数しか存在していなかった。
たいした特典が付いてるわけでもないのに初回限定版の価格は倍近くまで跳ね上がり、発売前のイベントで配られたグッズセットもプレミア化。
関連記事が載っただけのメガミマガジンですら9000円台で出品される有様であった。

このような過酷な環境下で我々シュタゲスレ住人が取った行動。
それは「自家発電」であった。
文章の書けるユーザーはSSを投稿した。
絵心のあるユーザーはpixivなどに赴きイラストや漫画を描いた。
楽器のできるユーザーはアレンジや生録音、着信音の再現をした。
工作のできるユーザーはニキシー管時計やラボメンバッジを作り出した。
終いにはラジ館でタイムマシン開発成功記者会見を開催する奴や、大金を投じてIBM5100を手に入れる奴まで現れた。
能力の有無に関係無く、とにかく皆が何がしか作り出すことで飢えを凌ごうとしていた時代であった。

その後、この事態を憂いた公式のほうから、アライブでの本編漫画、ブレイドでの鈴羽漫画を皮切りに、ドラマCDや資料集など様々なものが提供された。
Dystopiagroundの出したトリビュートソング『透明のスターダスト』もそこに含んでよいだろう。
我々は金に糸目を付けずそれらを貪り、自らを満たした。

そしてゲーム内時間と同じ2010年8月に、PC版が発売された。
これによりシュタゲは一般市民へと浸透し、更に信者を増やすこととなった。
しかしその裏で、ニトロの怠慢によるバグ祭りや、割れ厨による汚らわしき犯罪行為が横行していたという事実は忘れてはならない。
門戸を開くことには、やはり少なからぬリスクが伴う、ということを改めて感じさせられた一件であった。
ちなみに当方も、某事件によって箱版シュタゲを失ってしまっていたので再度予約購入した。

以降も時流は留まることを許さず、コミカライズは片手に足りない数まで増え、新たなファンブックやノベライズも進行していった。
助手がビシィさんと共に格ゲーに登場したり、とにかく色々なものが溢れんばかりに出続けた。
というか今も出続けている。

アニメ化もなんだかんだで非常に大きな転換点であった。
まどかやISにブヒブヒ言ってるところに投下されたこの、暗色が強くBGMも静かなアニメは賛否両論が未だに激しい。
GKの工作だけでなく、ネタバレをばら撒くアンチ、内容を理解出来ず喚き散らす豚も広く散見される。
「オカリンたちが細かいことをわざわざ説明するなんて有り得ない」ということで、ゲーム開始時のオカリンの名言「知らないなら調べるのだ。それぐらいの慎重さが求められているのだということを理解しろ。」を忠実に再現してしまったストーリー展開は、少なからず未プレイの人を困惑させているのだろう。
しかしこのゲームの楽しさである「待ってても選択肢なんて一切出てこない」「自分から動かないと何も変わらない」という要素を視聴者に伝えるには、とても効果的なのだと思う。
また、自ら調べることで、作中に出てくる理論の殆どが実在しているということを確認することが出来たなら、更に楽しむことが出来るだろう。
ちょうど先日「CERNが反物質の閉じ込めに成功した」ってニュースが各地に流れて騒がれたので、一度確認してみるといい。
原作厨としては、助手のアゴが鋭利になっていようがもえいくさんがガチなメンヘルになっていようが、原作の面白さが伝わって、原作を手にとってもらえれば満足である。
新参でスレが荒れるのはまぁ・・・有名税か。
割り切れないところではあるけど。


まぁそんなこんなで、遠くまで来たものである。
最早「シュタゲ?何それ?」といわれることも無ければ、死んだような目で賢者タイムを過ごすこともない。
ドクター中鉢が何故タイムマシンを開発しようとしたかも、フェイリスパパがIBM5100を託された過程も、失敗したオカリンがどのようにして執念に身を沈めていったかも、想像でなく事実として知ることが出来ている。

そして今日、遂に「ゲーム」としての続きを与えられた。
最早感極まって、語ることなど意味を成さない。
さぁ、再びシュタゲを始めよう。







あ、やべぇ実家に箱のコントローラー忘れた。






失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗したあたしは失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗したあたしは失敗



以上が16日に書いた日記である。
ここまで書いて錯乱したWIllowは翌朝気が付いたらスーツを着て出社していた。
そして帰社後、ヤマダ電機でコントローラーを買ってさぁやろう、としたら万引き防止用のブザーが外し忘れられてて、部屋で轟音を出し始めた。
(確かこういう小型の・・・監視カメラとかって水にいれるとショートするとかそんなんだよな!漫画的展開だと!)
ということで咄嗟の機転によって周囲に迷惑かけることは回避。
その後超キレ気味な声でヤマダに電話してブザーを回収しにこさせたら、スーツ着た社員の人がお詫びの皿持って来たので赦した。
あんたが悪いんじゃない、気だるそうにしてたゆとりバイトが悪いんだ・・・

てことでようやくやれる。
土日分の食材も買出しに行って来たので、篭城の用意は万全である。
ドクペもアメリカ産がまだ20本はある。
それではまた今度、皆の脳内からPT名古屋の記憶が消え出した頃に舞い戻ろう!
エル・プサイ・コングルゥ

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