はまちの新刊が(研修寮で軟禁されてる間に)出ていたので会社休んで読むクズ野郎のブログはココです!

明日からはおふとんの中より寒いとこに行かないといけないのかぁ・・・つらいよぉ・・・
あたらしいはじまりに。
あたらしいはじまりに。
あたらしいはじまりに。
年は変わったが特にめでたくない!
新鮮な気分にならん!
どれもこれも決算が年度末なのが悪いので早く年末決算にしてください(新年の祈り)
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さて、年末バタバタしてて「2013年を振り返る」的な記事を書きそびれたのでここに書くぜ!
需要なんかはどうでもいい!
このDNのターゲットは常に自分自身だ!


このライトノベルが私的にすごい!2013

・対象:期間中に発売されたノベルのうち、当方が購読したもの
・期間:2013/1/1~2013/12/31
・判定:独断(ライトノベルの定義も含めて)

以下、ノミネート10作品とTOP3の選出

○ログ・ホライズン7 供贄の黄金
正直ログホラは2巻のギルドホール買収の流れ以来、取り立てて面白いって言える出来じゃなかった。
作中のほとんどのプレイヤーがほぼ無敵のレベル90超って設定のせいで、何やっても格下相手の舐めプにしか感じられなかったってのが原因なんだろう。
そんな中遂に無理ゲーな状況に追い込まれたことで、ようやく血の通った面白いストーリーになったなぁと感じられたのがこの7巻。

○ダンガンロンパ霧切2
ペラッペラな短編だった1巻に対し、一気にボリュームを上げてきた2巻は質も明らかに向上。
キャラの造詣やサイコな展開はちゃんとダンガンロンパとして面白い。
そしてトリックや論理展開は北山のミステリとしても面白い。

○ベン・トー 11.サバの味噌煮弁当【極み】290円
まさかベン・トーに対して真顔で「面白い」と評する日が来るとは思わなかった。
恐ろしいことに真っ当なスポコンものとしてかなり面白い。
最後はセガの作品からラスボス攻略の糸口を付かみ、セガへの愛の力で勝利するいつものセガラノベだったけど。

○魔法少女育成計画 limited (前)(後)
不毛地帯「このライトノベルがすごい!文庫」における唯一のヒット作品。
まどマギ人気に便乗する形で始まった感が強かったが、巻数を重ねるにつれて成熟して大変ピーキーな代物に。
大量に出てくるキャラクターをそれぞれ主人公にできるぐらいしっかり書きつつ、ゴミのように潔く死なせていく作風が十文字青的でとても好み。

○六花の勇者4
3巻で「流石にストーリー展開が苦しくなってきたんじゃない?」と思ったけど杞憂だった。
俯瞰視点の読者からは明確に正解が分かるにもかかわらず、それに近付くほど登場人物たちの疑念は深まり、正解から遠ざかっていく。
もどかしい気持ちを募らせるうちに深く没入していくこの感覚は比類なきものだろう。

○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7
6巻の大団円的空気から一転、お通夜ムードになってしまった7巻(8巻は葬式状態)
正直ご都合展開に流れ始めてないかなーと危惧していたところだったので、これは納得の展開。
作者(わたりん)の誠実な姿勢が感じられたこの巻は当方好み。

○ヴァンパイア・サマータイム【完結】
「わざとふざけているだけで実力は純文でも戦えるレベル」と評されていた石川博品がついにふざけないで書いた!万歳!
作中唯一のファンタジー要素である「吸血鬼」も、昼夜が逆転している程度の違いしかないぐらいストレートな物語。
設定7割中身3割と言っても過言ではないラノベ界において、これだけ普通で面白い作品はそうそうお目にかかれない。

○マージナル・オペレーション 05【完結】
近代戦争の無機質で淡々とした風景を浮き彫りにした作品。
派手な銃撃戦は極力行わず、補給線の切断や兵器の破壊、安価な地雷による迎撃などロマンの欠片も無い戦いを行うこの空気感が面白い。
「敵は賢いに限る」とはけだし名言。

○灰と幻想のグリムガル level.2
昨今の「異世界転移」「ゲーム設定」「オレTUEEEEE!!」の流れに十文字青も乗った!と思ったら「俺弱い生きてる価値無い死にたい」に変換されてたよ!やっぱりな!!
うまくいかない人間の心理描写で十文字青の右に出る奴なんてそうそう出てこないだろう。
なにせ自分がうまくいってない(実力のわりに売れてない)からね!みんな十文字青作品を買おう!!

○WORLD END ECONOMiCA Episode.3【完結】
同人ソフトだけどゲームじゃなくてビジュアルノベルだからラノベでいいだろ(独断)
「月面世界での株式市場を舞台にした金融ドラマ」「作者は『狼と香辛料』の支倉凍砂」もうこの時点で当方の趣味ドストライクすぎてヤバい。
どのキャラも最大効率で最高の利益を出す為に合理性や数学力を武器に戦い、信念を持って決断する。
やはり金を巡る物語は描かれる感情が生々しく、そしてそれが最高に格好良い。


TOP3を選出するとしたらこんな感じで。

1位:WORLD END ECONOMiCA Episode.3
2位:ヴァンパイア・サマータイム
3位:魔法少女育成計画 limited (前)(後)

ちなみにWEEは公式HPからエピソード1が無料DLできるぞ!やったね!(ステマ)
http://spicy-tails.net/

護身未完成

2012年11月23日 読書
布団でゴロゴロしながら積読崩し

寝落ち

電車にギリギリ間に合う時間に目が覚める

定期を忘れかけたが何とか間に合って乗車

あ、財布忘れた←NEW!

つれーわー
誰かから金借りるか、カード売る為に名義借りるかしねーと詰むわー
ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。
彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。
一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」――ニンジャを殺す者となり、復讐の戦いに身を投じる。

近未来都市ネオサイタマを舞台に、
ニンジャスレイヤーvsニンジャの死闘が始まった。
マッポーの世に救いは無いのか?
走れ、ニンジャスレイヤー、走れ!


週末は『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1』が発売するのでFNM出てる場合じゃない。
わざわざ大須に出るほどの店舗特典も・・・な・・・しまった!エビテンで買うとTシャツ付いてくるのか!シット!
これ買ってGP名古屋はニンジャ被りで参戦ってのはワンチャンあるな!
http://ebten.jp/p/7015012081003/


さてまぁ何にしても決算でクソ忙しくてFNMはスルー安定なので、当方の休日は土曜から。
そして土曜はプレリ。
初心者も入り乱れる最もカジュアルな大会であるが、当方にとっては最も危険な大会である。
例えるならば「こちら側のどこからでも切れます」と書いてある調味料の小袋のようなものだ。
それの内包する(バカでも開けられるようにしてあるのにwww開けられないとか流石に無いッスよねwww)という無言の圧力、その重圧。
それらを無言の内に斬り伏せ、噛み千切り、腹に収めなければ夜のドラフトを迎えることができないのである。
そんな血に飢えた猟犬たる当方が喰い散らかす戦場はここだ!

カードブランチ金山

何故ここかって?
そんなもん決まってるだろ!
駅からブランチまでの間にミスドがあんだよ!今半額セールやってんだよ!
あと大須界隈ではプレリ難民なんだよ!
快晴って聞いてたのに全然寒いじゃないですかー!やだー!

今日は会社でクエストを受諾して2時間かけて名古屋へ。
1時間滞在し、神宮前の中村屋で海老つけ麺食ってから2時間かけて静岡へ。
つまり当方は今日全然働いていない!
新幹線で小説読むだけで終わる素晴らしい一日であった。


話は全く変わりますが、なんかここのところ予想外のラノベがコミカライズされてるのをよく見かけますね。

『紫色のクオリア』のコミカライズは絵自体ほぼ原作通りなので全然違和感無いし良作。
原作は「まどかはクオリアのパクリ」「シュタゲはクオリアのパクリ」とか言われることも多い傑作。
しかし、この見た目からは想像し難いほどSF色の濃い作品をどう処理する気なのだろうか。
知らない人のためにざっくりネタバレしてしまいますが、最終的に主人公がTOE(SF読み大好きの万物理論)の枠から外れて知覚不能の存在になります。
このどうしようもなく描写不可能な場面からしてコミカライズは無いと思ってたんだが・・・どうする気なんだろ?

あと『ナナヲチートイツ』が漫画化されててクソワロタwww
しかも近代麻雀でかよwww
原作はあざとい萌えイラストの表紙のくせに、中身は「父親に裏切られて多額の借金を背負わされた末に人身売買された代打ち高校生が、買い手のヤクザの女に肉奴隷にされる」ってラノベです。
賢いラノベ読み諸兄は「著者:森橋ビンゴ」の文字を一瞥して全てを理解したが、残る多くの情弱ラノベ読みは表紙詐欺を喰らって盛大に爆死したそうです。
そういえば ビンゴはBLAZBLUEのシナリオにも一枚噛んでましたね、ジンとかνとか見れば確定的に明らか。

あーあと『荒野の恋』のコミカライズもあった。
桜庭一樹とタカハシマコのシナジーはヤバイ、圧倒的威力。
「ほーいいじゃないか こういうのでいいんだよこういうので」ってリアルで言ってしまうレベル。
こんな好例が出てくるから、コミカライズの八割が残念でも手を伸ばしてしまうんだと思う。

そんなこんなで取り留めなく終了。
ちくしょう、当方ホイホイじゃないか・・・
くやしい・・・でも打鍵が止まらない!(ッターン!

まずライトノベルの定義に関してなんだが、これにはラ板に代々伝わる便利な解釈がある。
「あなたがそうだと思うものがライトノベルです。 ただし、他人の同意をえられるとは限りません。」
つまりそういうことである。

しかしこれで定義してしまうと「ライトノベルっぽいミステリ/SF」が好きな当方の読む本は全てラノベ扱いになってしまうので、比較的理解を得やすい定義を挙げよう。
「ライトノベルレーベルから出版されている小説=ライトノベル」
恐らくこれが一番丸い。
前者の定義は「《極楽鳥》は赤マナ出せるから赤のクリーチャー」とか言いかねないが、後者なら「《極楽鳥》は緑マナで出るから緑のクリーチャー」という常識的な範囲に収まるからね。

以下超独善的誰得記事。

・『ALL YOU NEED IS KILL』
ラノベ界隈よりむしろSF読みから絶賛されている、タイムループSFの傑作。
理的思考と無駄の無い文章が、舞台となる戦場の血生臭さによって映える。
現在ダグ・リーマン監督(『ボーン・アイデンティティ』など)によってハリウッド映画化が進んでいるので超楽しみ。

・『半分の月がのぼる空』
「病弱もの」という分類になるが、死ぬことの悲しみでなく、続いていく生と向き合った作品。
何故か半クールとかいう簡略アニメ化された1~4巻より、5~6巻の儚げながらも希望に満ちた雰囲気が大好き。
ドラマCDで小夜子さんの声がデコビッチだった時にブチ切れて以来、当方は平野綾が嫌い。

・『イリヤの空、UFOの夏』
ラノベ界の代表的セカイ系作品。
あらすじだけ考えればよくあるセカイ系なのだが、秋山瑞人の圧倒的描写力によって昇華された名作。
惜しむらくは、おっぱいバレー(DOA)のせいで秋山瑞人がろくに新作を出さないところ。

・『ラジオガール・ウィズジャミング』
戦後統治であらゆるメディアが封鎖された街の話。
自分の信じる正しさのために動く人たちの暖かさが、心地良い読後感をもたらしてくれる。
残念ながら話題になるのが遅くて初動売上が伸びず、やむなく続刊は打ち切りに。

・『銀盤カレイドスコープ』
マスコミと敵対するアスリート小説。
最終巻はラノベ史上最大級の欝展開で、読んでるだけで熱に浮かされ目が痛くなり喉が渇く。
マイナス100点があるからこそ200点が出せるということを教えてくれる傑作。
しかし間違ってもアニメ版は見るな!あれは最大級のゲシュタルト崩壊。

・『文学少女』シリーズ
古典の名作を下地にした、学園ミステリ。
独白を交えミスリードを狙った構成によって二転三転する展開と、物語を再解釈する切り口が秀逸。
野村美月の作風はかなりクセがあるので、相性差によって感じ方は大きく分かれるかもしれない。

・『戦う司書』シリーズ
死者が本になる世界で図書館を守る司書たちの話。
暗鬱な空気とスケールの大きさ、それを描き切る作者の筆力は圧巻。
残虐非道な主人公を倒すために総力注ぐ敵対組織の能力者たち、という倒錯した能力バトルはジョジョ好きにオススメ。

・『ユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語』
人種や性別に対する偏見・蔑視と戦いながら、新技術の研究をする話。
ひたすら何かに向かって突っ走ることの喜怒哀楽に溢れていて、読んでいて楽しくなってくる。
作者が変態定金なので、ヒロインも変態なのは確定的に明らか。

・『煌夜祭』
年に一度、冬至の夜に世界各地を旅して物語を集める語り部たちが、焚火を囲んで物語を奏でる話。
緻密な設定に裏打ちされた世界観と、複数の主観によって張り巡らされた伏線によって、もの哀しさの下にも厚みのある作品として成立している。
ちょっとベクトルは違うけど、成田良悟とか好きな人が読むと気に入るかも。


うわぁすげぇ久々に書評というか感想書いたわ。
こんなんより過激派が毎日一冊オススメのハーレクィン文庫を紹介する日記が見たいんだけど、まだですかね!

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