あたらしいはじまりに。
2014年1月2日 読書 コメント (2)
年は変わったが特にめでたくない!
新鮮な気分にならん!
どれもこれも決算が年度末なのが悪いので早く年末決算にしてください(新年の祈り)
-----------------------------
さて、年末バタバタしてて「2013年を振り返る」的な記事を書きそびれたのでここに書くぜ!
需要なんかはどうでもいい!
このDNのターゲットは常に自分自身だ!
このライトノベルが私的にすごい!2013
・対象:期間中に発売されたノベルのうち、当方が購読したもの
・期間:2013/1/1~2013/12/31
・判定:独断(ライトノベルの定義も含めて)
以下、ノミネート10作品とTOP3の選出
○ログ・ホライズン7 供贄の黄金
正直ログホラは2巻のギルドホール買収の流れ以来、取り立てて面白いって言える出来じゃなかった。
作中のほとんどのプレイヤーがほぼ無敵のレベル90超って設定のせいで、何やっても格下相手の舐めプにしか感じられなかったってのが原因なんだろう。
そんな中遂に無理ゲーな状況に追い込まれたことで、ようやく血の通った面白いストーリーになったなぁと感じられたのがこの7巻。
○ダンガンロンパ霧切2
ペラッペラな短編だった1巻に対し、一気にボリュームを上げてきた2巻は質も明らかに向上。
キャラの造詣やサイコな展開はちゃんとダンガンロンパとして面白い。
そしてトリックや論理展開は北山のミステリとしても面白い。
○ベン・トー 11.サバの味噌煮弁当【極み】290円
まさかベン・トーに対して真顔で「面白い」と評する日が来るとは思わなかった。
恐ろしいことに真っ当なスポコンものとしてかなり面白い。
最後はセガの作品からラスボス攻略の糸口を付かみ、セガへの愛の力で勝利するいつものセガラノベだったけど。
○魔法少女育成計画 limited (前)(後)
不毛地帯「このライトノベルがすごい!文庫」における唯一のヒット作品。
まどマギ人気に便乗する形で始まった感が強かったが、巻数を重ねるにつれて成熟して大変ピーキーな代物に。
大量に出てくるキャラクターをそれぞれ主人公にできるぐらいしっかり書きつつ、ゴミのように潔く死なせていく作風が十文字青的でとても好み。
○六花の勇者4
3巻で「流石にストーリー展開が苦しくなってきたんじゃない?」と思ったけど杞憂だった。
俯瞰視点の読者からは明確に正解が分かるにもかかわらず、それに近付くほど登場人物たちの疑念は深まり、正解から遠ざかっていく。
もどかしい気持ちを募らせるうちに深く没入していくこの感覚は比類なきものだろう。
○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7
6巻の大団円的空気から一転、お通夜ムードになってしまった7巻(8巻は葬式状態)
正直ご都合展開に流れ始めてないかなーと危惧していたところだったので、これは納得の展開。
作者(わたりん)の誠実な姿勢が感じられたこの巻は当方好み。
○ヴァンパイア・サマータイム【完結】
「わざとふざけているだけで実力は純文でも戦えるレベル」と評されていた石川博品がついにふざけないで書いた!万歳!
作中唯一のファンタジー要素である「吸血鬼」も、昼夜が逆転している程度の違いしかないぐらいストレートな物語。
設定7割中身3割と言っても過言ではないラノベ界において、これだけ普通で面白い作品はそうそうお目にかかれない。
○マージナル・オペレーション 05【完結】
近代戦争の無機質で淡々とした風景を浮き彫りにした作品。
派手な銃撃戦は極力行わず、補給線の切断や兵器の破壊、安価な地雷による迎撃などロマンの欠片も無い戦いを行うこの空気感が面白い。
「敵は賢いに限る」とはけだし名言。
○灰と幻想のグリムガル level.2
昨今の「異世界転移」「ゲーム設定」「オレTUEEEEE!!」の流れに十文字青も乗った!と思ったら「俺弱い生きてる価値無い死にたい」に変換されてたよ!やっぱりな!!
うまくいかない人間の心理描写で十文字青の右に出る奴なんてそうそう出てこないだろう。
なにせ自分がうまくいってない(実力のわりに売れてない)からね!みんな十文字青作品を買おう!!
○WORLD END ECONOMiCA Episode.3【完結】
同人ソフトだけどゲームじゃなくてビジュアルノベルだからラノベでいいだろ(独断)
「月面世界での株式市場を舞台にした金融ドラマ」「作者は『狼と香辛料』の支倉凍砂」もうこの時点で当方の趣味ドストライクすぎてヤバい。
どのキャラも最大効率で最高の利益を出す為に合理性や数学力を武器に戦い、信念を持って決断する。
やはり金を巡る物語は描かれる感情が生々しく、そしてそれが最高に格好良い。
TOP3を選出するとしたらこんな感じで。
1位:WORLD END ECONOMiCA Episode.3
2位:ヴァンパイア・サマータイム
3位:魔法少女育成計画 limited (前)(後)
ちなみにWEEは公式HPからエピソード1が無料DLできるぞ!やったね!(ステマ)
http://spicy-tails.net/
新鮮な気分にならん!
どれもこれも決算が年度末なのが悪いので早く年末決算にしてください(新年の祈り)
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さて、年末バタバタしてて「2013年を振り返る」的な記事を書きそびれたのでここに書くぜ!
需要なんかはどうでもいい!
このDNのターゲットは常に自分自身だ!
このライトノベルが私的にすごい!2013
・対象:期間中に発売されたノベルのうち、当方が購読したもの
・期間:2013/1/1~2013/12/31
・判定:独断(ライトノベルの定義も含めて)
以下、ノミネート10作品とTOP3の選出
○ログ・ホライズン7 供贄の黄金
正直ログホラは2巻のギルドホール買収の流れ以来、取り立てて面白いって言える出来じゃなかった。
作中のほとんどのプレイヤーがほぼ無敵のレベル90超って設定のせいで、何やっても格下相手の舐めプにしか感じられなかったってのが原因なんだろう。
そんな中遂に無理ゲーな状況に追い込まれたことで、ようやく血の通った面白いストーリーになったなぁと感じられたのがこの7巻。
○ダンガンロンパ霧切2
ペラッペラな短編だった1巻に対し、一気にボリュームを上げてきた2巻は質も明らかに向上。
キャラの造詣やサイコな展開はちゃんとダンガンロンパとして面白い。
そしてトリックや論理展開は北山のミステリとしても面白い。
○ベン・トー 11.サバの味噌煮弁当【極み】290円
まさかベン・トーに対して真顔で「面白い」と評する日が来るとは思わなかった。
恐ろしいことに真っ当なスポコンものとしてかなり面白い。
最後はセガの作品からラスボス攻略の糸口を付かみ、セガへの愛の力で勝利するいつものセガラノベだったけど。
○魔法少女育成計画 limited (前)(後)
不毛地帯「このライトノベルがすごい!文庫」における唯一のヒット作品。
まどマギ人気に便乗する形で始まった感が強かったが、巻数を重ねるにつれて成熟して大変ピーキーな代物に。
大量に出てくるキャラクターをそれぞれ主人公にできるぐらいしっかり書きつつ、ゴミのように潔く死なせていく作風が十文字青的でとても好み。
○六花の勇者4
3巻で「流石にストーリー展開が苦しくなってきたんじゃない?」と思ったけど杞憂だった。
俯瞰視点の読者からは明確に正解が分かるにもかかわらず、それに近付くほど登場人物たちの疑念は深まり、正解から遠ざかっていく。
もどかしい気持ちを募らせるうちに深く没入していくこの感覚は比類なきものだろう。
○やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7
6巻の大団円的空気から一転、お通夜ムードになってしまった7巻(8巻は葬式状態)
正直ご都合展開に流れ始めてないかなーと危惧していたところだったので、これは納得の展開。
作者(わたりん)の誠実な姿勢が感じられたこの巻は当方好み。
○ヴァンパイア・サマータイム【完結】
「わざとふざけているだけで実力は純文でも戦えるレベル」と評されていた石川博品がついにふざけないで書いた!万歳!
作中唯一のファンタジー要素である「吸血鬼」も、昼夜が逆転している程度の違いしかないぐらいストレートな物語。
設定7割中身3割と言っても過言ではないラノベ界において、これだけ普通で面白い作品はそうそうお目にかかれない。
○マージナル・オペレーション 05【完結】
近代戦争の無機質で淡々とした風景を浮き彫りにした作品。
派手な銃撃戦は極力行わず、補給線の切断や兵器の破壊、安価な地雷による迎撃などロマンの欠片も無い戦いを行うこの空気感が面白い。
「敵は賢いに限る」とはけだし名言。
○灰と幻想のグリムガル level.2
昨今の「異世界転移」「ゲーム設定」「オレTUEEEEE!!」の流れに十文字青も乗った!と思ったら「俺弱い生きてる価値無い死にたい」に変換されてたよ!やっぱりな!!
うまくいかない人間の心理描写で十文字青の右に出る奴なんてそうそう出てこないだろう。
なにせ自分がうまくいってない(実力のわりに売れてない)からね!みんな十文字青作品を買おう!!
○WORLD END ECONOMiCA Episode.3【完結】
同人ソフトだけどゲームじゃなくてビジュアルノベルだからラノベでいいだろ(独断)
「月面世界での株式市場を舞台にした金融ドラマ」「作者は『狼と香辛料』の支倉凍砂」もうこの時点で当方の趣味ドストライクすぎてヤバい。
どのキャラも最大効率で最高の利益を出す為に合理性や数学力を武器に戦い、信念を持って決断する。
やはり金を巡る物語は描かれる感情が生々しく、そしてそれが最高に格好良い。
TOP3を選出するとしたらこんな感じで。
1位:WORLD END ECONOMiCA Episode.3
2位:ヴァンパイア・サマータイム
3位:魔法少女育成計画 limited (前)(後)
ちなみにWEEは公式HPからエピソード1が無料DLできるぞ!やったね!(ステマ)
http://spicy-tails.net/
コメント
アラタがフリーの傭兵になって『子供使い』って呼ばれるようになってから本番なんで。
しかし序盤の展開は漫画版のほうが面白いですね。
細かいところのフォローもしっかりできてるし、なによりファッキンキシモトの出番を増やしたおかげで話の流れが掴みやすくなってる。
わりと知ってるラノベ絵描きのコミカライズだから期待はしてたけど、これは想像以上に良い出来。